ほっとひと息。

ふと思った事、どうでもいい事、真面目な事、ヲタク話、気の向くまま書いてます。好きな事を好きなだけしたい、マイペース人間のメモ帳。

戻りたい日々に戻れない 第2幕

Endless SHOCK 2022 博多座

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第2幕

Prologue

 

ヒロミツ「あれから1年、コウイチは病院で寝たきりの姿に。コウイチ、覚えてるか?子どもの頃、ダンスのレッスンが辛くて、俺いつも屋上へ逃げて1人で泣いてたんだ。いつだっけなー、いつものように屋上へ上がってさ、あの時は雨が降っていたのに、コウイチがズブ濡れになって踊っていたんだ。なんで雨降ってんのに屋上で踊ってんだよって思ったけど、あれを見た時、俺はもうついていけないと思ったんだ。」

 

まだ子どもなのに既についていけないと思ってた、てことはかなり長い間その気持ちを抱えたままコウイチについてきたことになる。

それでもいつか追い越してやると背中を見てきた負けず嫌いさがヒロミツらしい。

 

心電図の音

 

ヒロミツ「コウイチ…コウイチ!どこ行くの…!」

泣きそうな声で奈落へ捌ける

 

 

死への招待

Dead or Alive

 

十字架に囚われたようなコウイチ

ゾンビたちに囲まれながら踊る

 

これユニバのユニモンでやってほしい

(何度でも言いたい)

 

 

Scene:1 シェイクスピア・シアター

♪ バッハ ミサ曲、マーラー 5番、ベルディ レクイエム

 

頭を抱え岩場に座るヒロミツ

ヒロミツ「なんだよ…また来たのかよ…」

リカ「ヒロミツ、本当にこのままでいいの?」

ヒロミツ「帰れ…」

リカ「みんなも、待ってるから!」

ヒロミツ「帰れって言ってんだろ…」

 

薄ら見えるみんなの姿

帰ってこいよと優しく声を掛けてくる

 

コシオカ「コウイチも望んでるはずだから…

戻って来れるもんならなぁ!?」

と強い口調になり次々と

お前のせいだと責め立ててくる

ヒロミツ「やめろぉぉぉ!!」

 

コウイチの声が色んな方向から聞こえてくる

怯えるヒロミツ

 

ヒロミツ「人殺し…?」

コウイチ「殺されたはずの俺は生きている」

ヒロミツ「コウイチ…?」

コウイチの姿を見て目を見開いて驚く

 

コウイチのマントに覆われるように2人はすれ違い

 

コウイチ「満天の星よ、大地よ!俺をしっかり支えてくれ!この身を忘れるなよと、あぁ忘れるものか。この狂った頭に記憶が残っている限り!」

 

言葉を聞いているヒロミツの表情がだんだん焦りの表情に

 

コウイチ「裏切り者に死を、」

ヒロミツ「違う…あれは事故なんだ!」

コウイチ「生か、死か、それが問題だ。どちらが男らしい生き方か。裏切り者に死を、…その胸に剣をーーー!」

 

慌てた様子でコウイチに手を伸ばすが周りに邪魔をされ近付けない

ヒロミツ「待ってくれコウイチ、違うんだ!」

抱えられて下手へ連れて行かれ捌ける

(ここでコウイチと同じ衣装に着替え、布を被って隠れたまま四つん這いで移動し人が倒れている山に紛れる)

 

コウイチがそこからヒロミツの胸ぐらを掴み起こす

「となれば、心を決めたぞ。俺は悪党となって、この世の中の虚しい楽しみを憎んでやる」

目が死んだ様なヒロミツ

リチャード三世の台詞を2人で言う

体を投げるように突き飛ばされたヒロミツは焦ったように「待て!」と言い台詞を続ける

ヒロミツ「その棺、そこへ降ろせ」

棺を持った者達が言う通りに棺を降ろす

 

黒い服を着たリカに責められる

そんなリカに詰め寄り後ろから語りかける

ヒロミツ「あなたから立派な夫を奪ったのは、もっと立派な夫を与える為」

ここ凄いやらしー目をしてるんですよ。。

リカに頬を平手打ちされる(そりゃそう)

 

その勢いで短剣を抜きリカに渡すように向け

自分を刺せと挑発する

リカは一旦その挑発にのり剣を向けるが

ヒロミツを通り過ぎて歩く

リカ「ねぇ、ヒロミツ」

ここは普段のリカのような可愛い声

リカ「見て、あなたがやったんでしょ?」

棺が開き、コウイチが立っている

ヒロミツは声を上げ怯えたように後退る

 

コウイチ「絶望して死ねぇ!!」

 

捕まったり逃げたりを繰り返し

腰から抜いた長い剣を振り回す

ヒロミツ「馬をくれ。ロウソクが青白く燃えている。何を恐れる…俺自身をか?俺は俺だぁ!!ここには人殺しがいる!この俺だ。俺が死んでも哀れむ者は1人もいないだろう…当たり前だぁ!!俺が俺に哀れみを感じていないのだからなぁ。馬だ…馬をよこせ、代わりに俺の王国をくれてやるぞー!」

コシオカに簡単に剣を叩き落とされて倒れる

コウイチが剣を奪い地面に突き刺す

あのJapanesqueの時のように。

ヒロミツ「違う…やめて…」

ゾンビのような者達がヒロミツの体を押さえ剣を無理矢理抜かす

嫌がりながらも剣を持ってしまったヒロミツはそのまま勢いで刺す

棺の上に倒れるコウイチ

コウイチの名前を叫びながら駆け寄ろうとするがゾンビ達に邪魔をされまた体ごと持ち上げられて連れて行かれる

 

Scene:2 オーナーの劇場のバックステージ

♪ Don't Look Back

 

棺の上で倒れているコウイチごとステージが回転し、地面で横たわって眠るヒロミツが登場

(下は同じだとしてもさすがの早着替え)

激しく詰め込まれて終わったシェイクスピアだったのでしばしの寝顔鑑賞タイム

 

目を覚まし、夢も現実も辛い様な顔をしている

 

ヒロミツ「今日もまた、夢を見た。コウイチがやりたかったシェイクスピアの芝居に、俺がいるんだ。俺は怯え、息が出来なくなるくらいの苦しみに苛まれる。俺は必死にコウイチを追いかけた。でも、全てはマンハッタンの光の渦に飲み込まれていく。」

 

両手を見つめながら涙目のようにも見える

ヒロミツ♪ 「汚れた…両手で…、

光り探す…なら…、

振り返らずに歩く…輝きを…掴むまでは」

消えそうな声 泣きそうな目

抱きしめてあげたくなるような姿

 

ヒロミツ「なぁ、コウイチ。あの時どうして続けろって言ったんだ?本物の刀をお前が使うことだってできたはずだろ?なぁ、コウイチ、答えてくれよ!!コウイチ!」

 

コウイチが後ろの方に登場

オーナーはコウイチの写真を見ている

3人で重なるように歌う

 

ヒロミツとコウイチがリンクするように踊る

同じ世界にいないはずの2人が

同じ振りを踊るこのシーン

ヒロミツの顔が辛そうで苦しい

 

コウイチ捌ける

 

リカが看護師さんからネックレスを受け取る

リカ「もう2度と戻れないあの頃には

すり抜け落ちてくあなたとの思い出が…」

切ない…切なすぎる

 

オーナーはコウイチの写真を見ながら泣いている

リカがネックレスを見せる

全てをわかっているように頷きそれを優しく握らせる

一緒に歌う

ここは本当に母娘に見える

オーナーは上手へ、リカは下手へ捌ける

 

照明が落ちる

コウイチが出てくる

コウイチ「なんだよ、真っ暗じゃねーか。おい、誰かいねーのか?…なんだよ、せっかく帰ってきたのに」

 

スタンドの灯りをつけるとコウイチの写真が

コウイチ「あらやだイケメーン!」

遺影じゃないんだからさ〜と写真を手に取ると

照明がつく

コウイチ「はっ!くる…きっとくる…」

リカ「誰かいるの?…コウイチ?ほんとにコウイチなの!?」

日替わりでいろんな写真の持ち方をするコウイチ

ここもひと笑いシーン

 

1年入院していたことを伝え

ネックレスを渡すリカ

コウイチがそれを受け取る時に手に触れ

リカはハッと驚いたように見つめる

 

コウイチ「やだなぁ、久しぶりなんだからもっと明るくてもいいんじゃねーか?そうだな、例えば後ろからギュッときちゃったりなんかしちゃったりしてそういうの大歓迎みたいなものがあってもいいと思うんだけどだって」(早口)

リカ後ろから抱きつく

コウイチ「はぁん!」

リカ「もうどこにも行かないで!」

 

コシオカとハラが来る

隠れようとするコウイチだが即バレる


コシオカ「コウイチ、お前体は大丈夫なのか?」

コウイチ「あぁ、体は見ての通り、いつも通り、小柄」

コシオカ「確かに…」

ハラ「よかったー!」

コウイチ「小柄で?」

ハラ「そこじゃない」

 

刀が本物であるのを気付かなかったと謝るハラ

気にするなとちょけるコウイチ

笑えねーよとコシオカ

 

オーナーが来てリカが駆け寄る

そんなリカの様子が気になるコウイチ

 

オーナー「ねぇコウイチ、久しぶりに1曲やらない?」

リカ「お母さん…!?」

 

♪ New York Dream

 

ハットとステッキを持って

コシオカ&ハラと踊る

 

後ろで他のステージ(恐らくインペリアルガーデンシアター)で同じ曲を披露するヒロミツ達の後ろ姿が見える

全身白い燕尾服にシルクハット

 

オーナーも混ざって歌う

オーナーのニューヨークの発音大好き

 

曲終わりにヒロミツはシルクハットを脱ぎ捨て足早に捌ける

(ステージにかける情熱が失われている?)

(もしかして入院中のコウイチの元へ行ってる?)

 

ヒロミツはどうしているかと問いかけるコウイチ

オーナー「ヒロミツはコウイチが戻ってくる日を信じて今もショーを守り続けてるんじゃないかしら。彼は終演後毎晩病院へ行ってコウイチの病室の窓を見つめているわ。」

 

コウイチ「またビシッとやってやるか!!」

 

Scene:3A インペリアル・ガーデンシアター

♪ Higher

 

インペリアルガーデンシアターでステージに立つヒロミツ

あの楽しそうに歌って踊っていたヒロミツの姿はなく、目には光がないようにも見える

(そんな闇堕ちしたような表情も…素敵っ)

 

あんまり他のメンバーの顔は見れてないけど、マツザキは首を横に振ったりしてこのままじゃダメだというような気持ちが伝わってくる

 

曲終わりにポーズをするとまだ曲は止まらず

マツザキ「おいヒロミツ、もう1曲やるなんて聞いてねーぞ」

ヒロミツ「俺だって知らねーよ。でも止めるな、続けろ。」

しっかり引き継いでいるShow must go on

 

後ろのステージが上がってコウイチが立っている

驚いたようにみんなコウイチの方を振り向いてしばらく固まっている

 

天を仰ぐように嫌悪感丸出しで

ジャケットを脱ぎ下手へ投げ

下手端で壁に手をついたりもたれたり

マツザキ達が心配そうに声を掛けるが

首を振り放っておいてくれと言わんばかりの仕草

 

曲が盛り上がるにつれてマツザキ達も楽しそうな顔になり混ざるか!とヒロミツを誘う

相変わらず嫌だと首を振り肩を弱々しく押し退ける

全員がコウイチに混ざりパフォーマンスする

ダンサー達もおいでよ!と声を掛けるが

ヒロミツの態度は変わらない

マツザキがまた駆け寄って誘うと

1度は混ざろうと数歩進むが

また壁に拳を打ち付けてしまう

 

この時の顔がほんとになんとも言えなくて

今更突然戻ってきたコウイチに

ステージを奪われた悔しさなのか

過去を思い出した後悔なのか

悲しそうで悔しそうで

だけどそれを爆発させるわけではなく

グッと拳を握ってたまに緩めて項垂れて

耐えて耐えて、って感じ

 

この曲はコウイチのパフォーマンスを見ていると拍手ができるんだけど、ヒロミツの姿を見ているとどうしても素直に拍手ができない、、

 

 

Scene:3B バックステージ

 

Higherが終わりみんな戻ってきたコウイチに大興奮

マスコミも押し寄せるほどの出来事

 

マツザキ「コウイチ!おかえりっ!」

コウイチ「マツザキー!」

コウイチに触れた瞬間表情が固まるマツザキ

手を気にして笑顔が消える

 

コウイチ「おいヒロミツ、いつまでそんな顔してんだ。お前がそんなんだからショーがクローズするんだろ。でもお前、いつ俺が戻ってきてもいいようにずっとここでショーを守り続けていてくれた…」

ヒロミツ「うるせーんだよ!!!」

リカに怒鳴った時と同じように

溜めたものが爆発したような声

 

ヒロミツ「コウイチの凄さは俺が1番よくわかってるよ。俺は何をやってもお前には勝てなかった。いつもそうだ…お前さえいなきゃ。何しに戻ってきやがった!!」

きやがった!あたりで声を荒らげコウイチに詰め寄る

止めるコシオカ

 

コウイチ「言わせてやれ」

ヒロミツ「そうやって勝ち誇った顔何年見てきたと思う?偉いなぁお前は!!」

コシオカ「いい加減にしろよ!!」

コウイチ「言わせてやれ!」

ヒロミツ「あぁ言ってやるよ!!ジャパネスクの時、予備の刀を本物に変えたのは…俺だよ。」

 

嘘だよなと詰め寄るハラの肩をヒロミツは優しくポンと触る

 

ヒロミツ「Show must go on…コウイチがいつも言ってたよな。あぁそうだよコウイチ、何があってもショーは続けるんだよな!?」

Higher終わりからの場面、ヒロミツは静かに語り出すけど語尾は荒く強いことが多かった印象

 

♪ Japanesque (Underscore)

♪ Don't Look Back (Underscore)

 

ヒロミツ「第2幕、ジャパネスク、その時は…きた。俺はミスしたかのようにわざと刀を捨てる。素手の俺とコウイチが決闘を続ける訳にはいかない。必ず誰かがフォローして予備の刀差し出すと思った。間にいるコウイチがそれを抜く。わかったよな?抜いた瞬間それが本物の刀だって。これでショーはストップ、俺の勝ちだよ!なのに…」

勝ちだよ!で両手ガッツポーズ

走って階段(ジャパネスクの赤階段)を少し登る

 

ヒロミツ「なんでお前はその刀を俺に渡したんだ!?止めろよ、なんでだよ、なんで止めねえーんだよ?続けるんだ続けるんだって、何を続けんだよ…。」

「俺たちみんな仲間じゃなかったのかよ!」

ヒロミツ「仲間…?あぁそうだよ、仲間だ。だけど、俺はいつだってコウイチに先を越され、焦れば焦るほどみんな俺から離れていった。リカ…お前もそうだろ。いくらお前がコウイチのこと好きでも、コウイチはお前なんか振り向いてもくれないじゃないか。」

リカ「私は!私はコウイチについて行くだけで幸せなの。1人で突き進んでいくコウイチの姿が好きだから…」

ヒロミツ「いつまでも自分の気持ちに嘘ついてんじゃねーよ!」

ここは自分に向けての言葉でもあるんじゃないかな

 

俺たちみんな犠牲者だろと共感を得ようとするがみんなから反論される

 

ヒロミツ「止まったやつは!?…止まったやつは、切り捨てられんだろ…」

シーンとなるみんな

 

ヒロミツ「もう…疲れたんだよ。」

足元にあるナイフを拾う

ヒロミツ「だから!全部壊してやりたかった!コウイチも!カンパニーも!何もかもな!」

階段を駆け下りた勢いでリカにナイフを握らせる

ヒロミツ「お前の手で俺を殺してくれ…それしか俺もう…救われねぇんだよ…」

膝まづいて覚悟したように目を閉じその時を待つ

リカは戸惑うが何かを決心したようにナイフをヒロミツへしっかりと向ける

 

よせ!と慌てるコウイチ達

幻想でもまたみんながひとつになったらいいなと語るリカ

幻想というフレーズに疑問を持つコウイチ

 

リカ「あなたは病院で息を引き取ったのよ…」

ヒロミツは目を開けリカが何を言っているのかまだ理解していない様子

コウイチも理解ができていない

 

リカがコウイチの方を向きナイフを持ったまま真っ直ぐ走って胸へ飛び込む

 

心電図が止まる音

刺さった部分から血が出ていない

だんだんコウイチも周りのみんなも理解していく

理解せざるを得なくなっていく

 

ヒロミツ「何言ってんだよだって、コウイチはあそこにいるじゃねーかよ。」

動揺して笑いながらみんなを見回す

 

ヒロミツ「なぁマツザキ嘘だよな?」

マツザキは何も言わず悲しそうにヒロミツを見る

名前を呼びながらみんなに答えを求める

 

ヒロミツ「なんで何も言わねーんだよ!ねぇオーナー!嘘ですよね?ねぇ!嘘だよね!?…なんとか言ってよ…言えよぉ…!」

オーナーに駆け寄り腰元に縋り付くように膝をつく

子どもに戻ったんじゃないかと思うくらい幼い泣き声

 

ヒロミツ「お前ら、なんで何も言わねーんだよ…俺は絶対信じないからな…絶対信じないからな!!」

泣きながら前方へ来て叫びまた膝をつき

そこへリカが逃げないで!と肩を抱くように近づく

 

コウイチ「俺も…全てを受け止めるさ!

ヒロミツ、俺はいつもお前を挑発し続けた。その度にお前は立ち向かってきた。あの事故の時もな。でもな、あの時あの状況の中でお前はショーを続けたんだよ!俺言ったよな?どんなことがあってもそれに対応するのは当たり前のことだって。対応できなかったのは俺の方だ。お前はもうショーを続ける強い心を持ってる!だから俺がいなかった間も事故のあったこの劇場で!ショーを続けていたんじゃないのか!」

コウイチに肩を揺さぶられ弱々しく首を横に振るヒロミツ

 

コウイチ「俺たちは1つ苦しめば1つ表現が見つかる。1つ傷付けばまた1つ表現がつくれる、ボロボロになる、その分だけ輝けるんだぞ。俺の病院に来てくれてたんだってな。もう…自分を殻に閉じ込めるのはよせぇ…!」

ヒロミツ「コウイチ…」

コウイチの手に触れハッとした顔をするヒロミツ

もう全てを受け入れたように悲しそうに微笑み頷いて少し離れるコウイチ

コウイチに駆け寄って手を取るヒロミツ

 

ヒロミツ「コウイチ頼む!もう1度コウイチのステージに立たせてくれ!それが俺が進むべき道だから…」

みんなも頼むと頭を下げる

 

コウイチ「俺にはきっと時間が限られているだろう。いつ消えてもおかしくないからな。」

後ろに歩いていくコウイチ

みんながいる、みんなを見てと言うように

オーナーが手を動かす

 

♪ ONE DAY (reprise)

 

コウイチソロパートで始まる

ピアノ伴奏が切ない

 

リカが加わり、ヒロミツも加わる

 

コウイチ「みんな、ショーの途中でもしその時がきたら…わかってるよな?」

ヒロミツ「…いくぞーー!」

 

Scene:4 It's A New World On The Earth

♪ New Show Introduction

♪ MUGEN

 

和太鼓の音

赤布が順に落ちて回収されセンターにコウイチ

 

リボンフライング

ピンと張られた布を力を込めて手に巻き付けているのを息も忘れて見てた

本当に美しい命を懸けたフライング

 

ヒロミツが出てきて一緒にダンス

光と音に合わせてのパキパキとした手振り凄く好き

 

8連太鼓

バチを持ってカンッと鳴らし合わせ

ヒロミツは11時、コウイチは5時くらいの方向を向き背中合わせになる

ヒロミツがだいたい先にコウイチの方を少し振り向き息を整えてコウイチと頷き合い叩き始める

 

終わるとバチを置きハイタッチ

コウイチが肩を抱きヒロミツは腰に腕を回し(ている日が多かったような)、何か喋りながら後ろに歩いて行きクシャッと笑う2人が愛おしい…!

疲れてるはずなのにここからのダンスも激しくて美しい!

 

♪ USA TAIKO

 

太鼓セッティング

USAダンサーが演奏に加わる

 

襷掛け

ここはいつもコシオカロックオンで見てます

動きが早すぎてよくあれで上手く縛れるなと感心する

 

♪ Ladder Flying

 

黒マスクを着けてのフライング

絶対苦しいけどカッコイイ…

客席上の梯子を飛び移るように移動する

 

ステージではみんながコウイチを見つめながら和太鼓を叩いている

センターでヒロミツは一際しっかりと一瞬たりとも見逃さないというような目で見つめている

 

日舞

肩あたりの留め具を外して衣装の袖をおろす

舞いながらの作業が美しい

 

ラダー中ずっと太鼓叩いてるわけだけどそのまま日舞をやる体力もだし、まずあんな繊細でしなかやかな動きできるのすごい…ってなる

自分なら腕プルプルで無理(知らんがな)

 

北山くんの日舞をガッツリ見たいと思ってたから歓喜

 

帯に扇子を2本さしていて

1本ずつ抜いて舞いながら開く

 

ショウが上手から出てきて

開いた扇子を1本ずつ

ショウに背中を向けたままま投げる

1本キャッチして(調子がいい時は)同じタイミングで回転し2本目

 

衣装チェンジしたコウイチがセンターに登場

ヒロミツとリカは大きな紐を使った舞

コウイチ傘フライング

(傘つけてるところ見えたけどあんなしっかりした装置というか器具になってるのねぇ)

 

インターミッション

マスク

(このセトリをどこに書くか迷子なのでこの辺に入れてます…笑)

 

フライング終了し複数の傘でコウイチが隠され赤い衣装にチェンジ

 

♪ 夜の海

 

バックスクリーンに満月とコウイチの姿が映し出される

 

途中からヒロミツとリカ登場

シャランって音に合わせて回るの好き

全体的に振りが儚い表現だなーって見てた

ヒロミツの真っ直ぐな目と

時々泣きそうに悲しい顔をするリカ

 

ヒロミツ「俺は俺のやり方で前に進む為に必死だった。でも進むどころか、行先さえ見失っていた。今立ち止まったらそこで終わりが来てしまう、お前が言ってた言葉の本当の意味、やっとわかったかもな。」

 

リカ「コウイチ!私間違ってないよね?これでいいんだよね?あなたがくれたいつもの笑顔、ずっと忘れないから!」

 

カンパニーのみんなそれぞれが語る

 

ヒロミツ「傷付くのを恐れて立ち止まっちゃいけない。見ろよ、コウイチは自分が消えることを知りながらも走り続けているんだ。」

 

後ろへ並びコウイチを見守る仲間たち

コウイチソロパート

 

またみんなで踊る

 

In the deep blue ocean

I can feel loneliness

の部分のしなやかかつ軽やかな動きよ…

 

曲が終わると同時にコウイチが消えたようにバックスクリーンの光が弾ける

とても良い顔をしてスポットライトを浴びそのライトも消える

 

♪ 大桜

 

ライトがつきそこに立っているコウイチはゆっくり後ろの大桜へ歩いて行く

 

白い衣装に着替えたみんなが出てくる

ヒロミツがコウイチがいたところへ行くとネックレスが落ちている

ネックレスを拾いそれをリカの手にゆっくり握らせる

目を合わせて優しく寂しく微笑む

(こことても胸にグッッッとくる)

 

立ち位置に戻り今にも泣きそうな凄く寂しそうな顔になるけど、斜め後ろのマツザキと目が合うとまた優しく微笑む

この表情の微妙な変わり方ほんっとに上手だった

 

少年時代のコウイチとヒロミツの会話が流れる

 

オーナー「疲れた時は休めばいい。迷った時は立ち止まって振り返ってみればいい。次の1歩を踏み出せればまた走って行けるのだから。コウイチ、あなたは最後まで1人じゃなかった。みんなの心が1つになったステージ、良いショーだった…。コウイチ、ありがとう。」

 

Scene:5 フィナーレ

♪ CONTINUE

 

1番全てコウイチソロからの語り

 

コウイチ「俺はずっと走り続けてきた。走り続ける背中を見せることがみんなを繋げることだと思っていたんだ。でも少し違っていたのかもしれない。俺は、みんながいたから走ることができた!俺たちの夢、お前たちの夢はこれからなんだ。」

 

2番ヒロミツ歌い出し

次にコシオカ&マツザキ

ここからいろんな劇中歌をそれぞれが歌い重ねる

ヒロミツはまずONE DAY歌ってたはず

重ねてニューホラ歌ってる人もいたなぁ

 

重ねず歌うところもあって、

オーナーがNew York Dream歌い出すと途中から一緒にオーナーの方を見ながら歌うコウイチ

 

みんなにはコウイチは見えていないようで

コウイチだけが歌う人へ視線を向ける

 

次はONE DAY歌い出すリカに合わせて一緒に歌う

ここ屋上のシーンを思い出して、あの頃に戻りたいなと毎回強く思っちゃう

「心通う仲間たち」ってところでカンパニーのみんなをコウイチが見渡すのもイイ…!

 

ヒロミツは途中からコウイチが見えているような目線で斜め後ろに立つ

コウイチここにいるんだな、って感じで寂しそうだけど優しく見守る目

 

みんなで集まりCONTINUEに戻る

途中コウイチだけSo Feel It Comingとかも歌う

いろんな歌をいろんな人が歌うから目も耳も忙しいけどこのフィナーレ好きだなぁ

 

この辺りでコウイチとみんなの目が確実に合う

ヒロミツも微笑み合う

 

Curtain Call

カーテンコール

 

ヒロミツは青い燕尾服に着替えてる

最後全員が出てくる時、下手から来たヒロミツと必ず何か言葉を交わし楽しそうに笑うコウイチ、この2人が最高に良い!

 

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

 

セリフとダンスと表情に注目しすぎるあまり

セトリがあやふやだったのでパンフレットの

お力を借りました🤲🏻

(曲じゃないサブタイトル的なところにも♪とかつけてて紛らわしいですがお許しを)

 

個人的にSHOCKは久しぶりで、博多座は初めて。

ストーリーもうろ覚えでしたが、ここあったな〜とかこの曲と言えばSHOCKだ!みたいな部分も沢山あってとてもワクワクしました。

 

勝手な想像だけど、ヒロミツはリカと本当に結婚したかったとかじゃないのかもな、と。

もちろん好きだったし、きっと愛していただろうけど、それはたぶん「コウイチのことが好きなリカ」を追っていたかったのであって、コウイチに負けたくない、だからコウイチのことが好きなリカも渡したくない、みたいな気持ちがあったんじゃないかなって。

最後のネックレスを手渡した時の顔を見たら、もうコウイチが好きなリカのことを認めているような、少し大人のヒロミツが垣間見えた気がします。

ほんとに、勝手な想像ですけどね。

 

パンフレットで北山くんはライバルに「我慢させたい」と言っていました。これまでライバルを演じてきた人、全てを見てきたわけじゃないですが、確かにあのヒロミツはいつも湧き出る感情を抑えて、ギリギリまで耐えて、言葉と共に吐き出す。その感情や言葉の抑揚がとても印象的でした。

 

子どもの頃からコウイチの背中を見て、ついて行けないと思いながらもずっと2番手として切磋琢磨してきた。いつかは俺が1人で、と野心を燃やしながら。

揺るぎない2番手としての存在感、凄かった。

1番でも3番でもなく圧倒的な2番でいないといけない。それってきっと難しい。

コウイチがいなくてもステージをやり切れるほどの実力はあるのに、コウイチがいた頃のショーは作れない。その加減を北山くんは見事に表現していたと感じました。

 

結局のところ、ステージでも恋愛でも何もかもコウイチには勝てなかった。勝てないどころか、もう本当に追いつけない相手になってしまった。あんなに綺麗で、盛大で、幸せなラストシーンだったけど、ライバルの生き様を考えると、どうしたって苦しい。

でも、腐っていたあの1年間のヒロミツとはもう違う。コウイチが走ってきた道の続きをヒロミツは思いっきり走っていくんだろうな。

 

北山担としての変な見方なんだけど、北山宏光としてはコウイチに似ている部分とヒロミツに似ている部分、両方持っている気がしてて。

みんなにどう思われてもいいと言っていた自己犠牲の強さ(今は北山くんの中で自己犠牲はないと雑誌で言ってたけど)、何よりもショーを大事にする姿、そんなコウイチと、負けず嫌いで熱い気持ちを全面には出さない時がある、お調子者で目指すものは1番がいいと思っているヒロミツ。そんな北山くんが演じていたからこそ感情移入して見れるところが多々ありました。

 

NETHERほど細かくは覚えられなかったけど、自分的に書き残したいところは書けたので、これでまたいつでも脳内ブロードウェイであのカンパニーに会えます。

 

本当に、エンタメっていいですね。

こんなご時世だからこそ、

開演するのが当たり前じゃないからこそ、

強く感じられるものが沢山ありました。

博多に通ってよかったです。

 

次は帝劇に通いたいな、な!!(言霊)

梅芸でももちらんいいんですけど

私が梅田の廃人になりそうなので。笑

 

ここまで読んでくれてありがとうございました!

ちょこちょこ思い出したらまた編集します。

 

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りり☺︎